上記の一連のコマンドを実行すると、ウインドー、およびバッファーのサイズを変更できます。これらの操作をするに当たって、いくつか注意点があります。
まずスクリプトで変更した内容は保存されません。毎回同じサイズで起動したい場合はPowerShell のウインドーサイズを変更する・横スクロールが発生しないようにするの方法を使用して下さい。
バッファーのサイズ($bufferSize)は、画面に表示される文字数です。ウインドーのサイズ($windowSize)は名前通り、ウインドーのサイズです。バッファーのの幅や高さをウインドーよりも大きくすると、その分だけ縦や横のスクロールバーが表示されるようになります。逆に、ウインドーの幅や高さを、バッファーのサイズより大きくすることはできません。
(Get-Host).UI.RawUI.BufferSizeや(Get-Host).UI.RawUI.WindowSizeは値型ですので、次の書き方で変更することはできません。
これは、次のように書いたものと等価になるためです。
(Get-Host).UI.RawUI.BufferSizeという値を取得するときは、(Get-Host).UI.RawUI.BufferSizeのコピーが作られます。#1のように続けて書いた場合でも、BufferSizeのコピーの値が作られて、そのコピーを変更するだけです。
(Get-Host).UI.RawUI.BufferSizeに直接代入するときは(Get-Host).UI.RawUI.BufferSizeの値が更新されます。そのため、次のように書けばバッファーのサイズが更新されます。もちろん、$newBufferSizeに有効な値が入っている場合に限ります。